床用塗料Floor

ボウジンテックス#2700EX

静電気対策、帯電防止、工程短縮

静電気の安全管理は、静電気の帯電を防止することから始まります。静電気は、工場・事業所の多くの箇所で発生・帯電しています。通常は、ほとんど問題になることはありませんが、条件が揃うと事故・災害に発展することがあります。静電気の帯電防止は、突発的な静電気障害・災害の発生を防止し、被害を局限化するため重要な役割を果たすものです。
ボウジンテックス#2700EXは、静電気の帯電を防止するとともにこれまで必要であった導電層(D黒)の工程を省くことが可能になりました。

用途

  • 静電気をきらう工場、倉庫(粉体、火薬、電子部品組立等)
  • コンピュータルーム、クリーンルーム
  • 静電気を嫌う工場及び作業場
  • 静電気を嫌うサーバ室・クリーンルーム

特長

  • 塗り床から静電気を漏洩し帯電を防止する
  • 安定した抵抗値を有している
  • エポキシ樹脂の特性である優れた耐久性、耐薬品性、耐摩耗性を有している

塗膜性能

試験項目 試験方法 結果 試験後抵抗値
鏡面光沢度 JIS K 5600-4-7に準ずる。
ガラス板に塗付200μm,60度
70以上
引っかき硬度
(鉛筆法)
JIS K 5600-5-4に準ずる。
すり傷
H
耐摩耗性
(mg)(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-9に準ずる。
摩耗輪CS-17荷重500g×2,1000回転
65±5
耐水性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
水道水に1ヶ月間浸漬
異常なし 変化なし
耐アルカリ性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
炭酸ナトリウム5%水溶液に48時間浸漬
異常なし 変化なし
耐酸性 JIS K 5600-6-1に準ずる。
硫酸5%水溶液に48時間浸漬
異常なし 変化なし
耐温水性 50℃温水に48時間浸漬 異常なし 変化なし
ホルムアルデヒド
放散量
JIS K 5970  デシケータ法 0.12mg/L以下
F☆☆☆☆
表面抵抗値 N.F.P.A法 1×10⁵~1×10⁸Ω
漏洩抵抗値 静電気安全指針に準ずる 1×10⁵~1×10⁸Ω
人体帯電電位 ストロール法 10±5V

抵抗値は印加電圧500Vにて測定した結果

塗装仕様

標準工法
工程 使用塗料 希釈率 塗装方法 塗回数
(回)
塗付量
(kg/㎡/回)
塗面積
(㎡/缶)
可使時間
(23℃)
塗装間隔(23℃)
工程内 工程間 最終養生
素地調整 新打設のコンクリート面では、夏季30日以上、冬季40日以上養生乾燥させ(モルタル面では夏季14日以上、冬季20日以上)、表面層の水分率5%以下(デジタル水分計)とする。表面層にレイタンスや緻密層があると付着不良の原因となるため、必ずポリッシャーまたはライナックス等でプライマーが含浸する下地面になるまで目粗しを行い、次いで丁寧に清掃する。
既設モルタル・コンクリート面では、油分・ゴミ・ホコリ・泥等を丁寧に除去・清掃し、充分乾燥させる。また、クラック・不陸等はプライマー工程後、あらかじめエポキシパテ等で充填する。
下塗り ボウジンテックス
浸透性シーラーエポ
主剤10.5kg 硬化剤3.5kg
ハケ
ローラー
1 0.12~0.16 88~117 1h以内 4h以上
48h以内
アース アース板を使用する場合は、プライマー上のなるべく歩行の妨げにならない場所にエポキシパテ等で貼り付けてください。鉄筋鉄骨等をアースとして利用する場合は、あらかじめ#2700EXと接触する部分のさび止め塗料をグラインダー等で剥がして金属部分を出し、#2700EXを接触するように塗装してください。
上塗り ボウジンテックス#2700EX
主剤 12kg 硬化剤 3kg
15~20%
(#2700
シンナー)
ハケ
ローラー
2 0.14~0.18 42~54 2h以内 6h以上
48h以内
16h以上
完全硬化
3日以上

塗付量にはシンナーは含まれていません。塗付量は条件により増減します。
プライマーのすい込みがはげしい場合は2回塗りをしてください。

カタログ・SDSダウンロード

  • SDSの2液型塗料は主剤と硬化剤、シンナーで種別があるものはセットで記載しています。
  • カタログは、文字のズレなどにより一部読みづらい箇所があります。あらかじめご了承ください。
  • 記載の内容は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。詳細につきましては最新カタログ・塗装仕様・SDS等でご確認ください。
  • カタログPDFデータを印刷する際、「統合中」と表示され印刷できない場合は、[印刷]→[詳細設定]の「画像として印刷」にチェックを入れて再度印刷をお試しください。